さっとおさらい猫の病気
うちの青ちゃん。
病名は「血栓塞栓症」
症状
1) ある日突然に強い痛みが特徴!発症します
2) 急に呼吸困難となります
3) 口を開け苦しがります
4) 腰が抜けたようになります。(青の場合は両足麻痺)
5) 前足を突っ張ってもがいたりする
症状によってかなり違う。
予後はかなり悪い。
70%以上が死亡。
急性の重度の症例で、きわめて難しい。
生き延びた30%のうち半分は再発。
うちの青ちゃんは、運よく生き残りの30%の中に食い込んだ。
治療は
①保存療法
②血栓溶解療法
③外科療法
の三種類。
③の外科療法は人間でいう血管カテーテルを利用して詰まったところを除去する。
しかし、麻酔によって危険度がUPする。
こんな高度な医療があるのか?大学病院ならまだしも・・・
で、私は①か②を選ばなきゃならないわけですよ。
①は死亡率が60%以上。費用的な面で血栓溶解剤を利用できない場合だったり、一日以上経過した場合に行う処置です。痛みの緩和のみぐらいかな・・
②私が選んだのはこっち。
それでも死亡率50%以上。私は発症後3時間以内に血栓溶解剤を使用した。
人間だと冠動脈(心臓の血管)なら6時間以内に処置。
しかし、この治療でも完璧には治らない。
半分以上が再発するわけですよ。
おまけにショックなども引き起こす可能性があるわけで、エコノミー症候群になる可能性が高いし、腎臓も悪くなる。
ちなみに、この溶解剤一本数万円・・・ボーナスふっとんだ。
しかし、朝まで持つかなとひやひやしてましたが、青ちゃん、生存してました。
ダメな場合は蘇生はしないようお願いしてました。
痛みも麻薬を使用せずに、なんとかもったので・・
青ちゃんは、この50%以上の死亡率からぬけだしたわけですよ。
今後は、アスピリンなど使用してゆくわけで、確実に内服をしなきゃいけないのです。
だから今、経鼻カテーテルから確実に薬をいっています。
ほとんどの半数以上の猫が、痛みとショックで命を落とすわけですが、
助かるのは10匹中3匹ぐらい。
その三匹の半分は再発という怖い爆弾抱えてます。
さらに青の場合は、運よく、左足の血流が戻りました。
右足はまだ壊死はしていないが、筋肉がおちてます。あと一年生きれるかな?
大丈夫かな?と思っています。
猫が一匹になったら、新しい子とか・・今考えてます。
できれば成人した猫がいいんだけど、同僚のとなりの家に猫が生まれて、4匹いるらしい。
そのうち二匹を・・と一瞬おもったけど、青がまだいるでー・・
みたら4匹ほしくなるよなー・・5匹でも構わないけど。
定期的に心臓やレントゲンをとってゆく。
左心室の肥大があるので、そっちかな。
肺水腫も考えられるので、大量に点滴はゆけない。
こんな感じで、いま心臓の薬と、リン除去剤とか飲んでいます。
二度目の発作は半年以内に起こり、ほぼ100%死亡です。
しかし、運よく一年以上長くいきる事ができる子もいるわけです。
だから、青が年を越せるかどうかは・・・怪しいんだけどね。
半年経過すれば、今回の治療の支払いも終わるので、それはそれでいいのかもしれない。
最後は、青が苦しまなきゃいいわけですよ。
痛い思いさえしなければいいのです。
せめて、今年は越えたいなー・・今年はネルが逝ったばかりだしな。
腎臓不全もそうだけど、猫の血栓塞栓症も怖いわ。
桃ちゃん一匹だともうさみしい・・私はさみしい。
ので、多分、二匹ぐらいどこからか貰う可能性が高い。
できれば・・2歳ぐらいの子がいいなーとおもってますよ。
青と桃は現在6才。
家に来たのは3才ちょっと。
子猫は怖いので、できれば大人猫がいいかなー、どっか保護施設からもらうと思う。
青が生きているうちは飼わないけど。
今回非常にラッキーだったのは、私が家にいる間に塞栓症が起こったこと。
夜間救急にすぐに連絡して、運んだことだった。
たぶん、夜勤でやられたら、ダメだったかもしれない。
帰宅して青の亡骸をみて「なんで??」と混乱していたかもしれない。
私のいるとろこで起こしたので、20時45分に起こして、すぐに夜間救急動物病院へはこびましたよー。
かかりつけの獣医師がいうにも、「あそこはすごい先生たちがいるからねー」と。
人間でいうと、救命救急だね。
次は、猫がかかりやすい病気を読んでみようか。